個人的な Kiwicon 2038AD 参加レポート #kiwicon
同僚の @panini から、 "参加した中で一番面白いテックカンファレンス" と聞いていた Kiwicon 。会社のCTOにその話をしたら、なんと行かせていただけました!実際、本当に面白くて最高でした…。
* トークについては後日会社のブログにアップ予定なので、このブログはトーク以外についてのレポートです。
Kiwicon ってなに?
ニュージーランドのウェリントンで開催されている、セキュリティエンジニア向けのカンファレンスです。
2007年から10年連続で開催していて、2016年で一旦終了。でしたが、2018年に復活開催!
今年の Kiwicon
- テーマ:Kiwicon 2038(映画 `ブレードランナー 2049` のオマージュ)
- 公式HP
- 公式Twitter
- チケット代:$100〜($100以上で自分で入力するスタイル)
- 開催日:11月13日(火) Traning
11月14日(水) Traning , pre-drinks
11月15日(木) Traning , Early Registration , VIP & speaker Gig
11月16 - 17日(金 - 土) 本編 - 開催回数:11回目
- 運営メンバー:50名以上(主催 8、スタッフ 30、当日スタッフ 数十名)
- トーク:1トラック、29トーク
- チケット販売数:約2,200枚
- コスト:2,000+万円(会場 400万円、AV/炎 1,200万円、グッズ 400万円、その他)
- 主なコンテンツ:トーク、CTF*1、Kuracon*2、ピッキング大会、Traning、VR/VX体験、オリジナルグッズ販売、映画上映、ボードゲーム、パーティ
写真で見る Kiwicon 2038AD
本編トーク会場の、Michael Fowler Centre。毎年ここでやっているらしい。
会場の目の前には屋台が。温かいサンドイッチやバーガーが食べられます。
1階の様子。受付は最初1階にありましたが、本編が始まると2階に移動していました。
受付。事前にメールで来ているTicket Order Numberを口頭で伝えるスタイル。
受付で貰えるもの。パンフレット、ステッカー、ネックストラップ、Badge(サングラス)。
サングラスに自分のIDや名前が彫られています。カッコイイ!
パンフレットの中身はこんな感じ。Schedule ページの下に謎解き英文があります。
1階に併設しているカフェ。いい雰囲気。
カフェの反対側には作業エリアが。電源もあるし集中できそう。
2階に上がる階段。
2階の様子。仕切りのない広い空間。
ホールの外で休憩しつつトークが聞けるエリア。スライドと音声とスピーカーの映像が流れます。スクリーン前に演台とマイクがあるので、ここでトークもできます。
SWAG(グッズ)販売エリア。今年のカンファレンスTシャツはもちろん、過去のTシャツやハードウェアが売られていました。
当日スタッフ業務(グッズ事前購入者の受付・お渡し)をさせてもらいました。
2階にも簡易カフェが。
Kiwiconオリジナルラベルの瓶コーラ。オリジナルラベルのビールもありました。
CTFエリア。ほぼ満席で、トークを聞かずにずっと作業している人もいたような。
会場ポスターの…
右下に謎の文字列があったり。
2日目にはQRコードのシールが貼られていたり。
ポスターやパンフレットなどにちりばめられた謎を解いた(ハッキングした)人のスコア表。
VR / VXコーナー。3Dメガネをかけるとディスプレイに表示されている物が操作できます。
ピッキング体験エリア。
(大きな声で言えないけど、楽しかった!)
トイレの貼り紙。日本ではこの表記見たことないかも。
フリードリンク(水)はウォーターサーバーで支給するスタイル。
託児所エリアのポスター。かわいい。
ひろびろとした託児所に専門のシッターさんが。このエリアが会場内に2つありました。
Kuracon(子供向けKiwicon)エリアへの案内板。
Kuraconエリアのポスター。デザインが徹底してる。
Kuraconの受付。
Kuraconの行動規範。
Kuracon_電子工作エリア。
Kuracon_ピッキング体験エリア。
Kuracon_コーディングエリア。
コーディングのチュートリアル。
Kuracon_CTFエリア。
Kuracon_Kids CTFの案内書。
Kuracon_一番奥はハード解体エリア。
〜Kuraconエリアはここまで〜
Quiet Room。休憩室かな?
ホールに入る扉。
設営中。1−2階席合わせて2500名くらい収容できそう。
オープニング直前。ステージから花火や炎が吹き出してくる。物理的に暖かかった…。
〜トークについては割愛〜
本編1日目の夜に開催された、ボードゲーム大会。Decisions & Disruptionsというゲーム。
他のチームに勝ちました!
ボードゲーム大会の裏では、今年のテーマのもとになった「ブレードランナー 2049」が上映されてた。
最終日のステージ。光線がパワーアップしてた!
最終日のオープニング。一人芝居風。牧さんにしか見えなかった…w
〜トークについては割愛〜
ここからはクロージング。
お金の使いみち。AV / Pyro(炎)が一番高いw
各企画の表彰。Badge Challengeのスコアトップ、CFTのトップ、ベストトーク賞などなど。
ダブルロックの手錠を解除できた人の表彰(実演つき)。
主催とボランティアスタッフたち。Thanksでした!
さいごに
トーク以外の企画がたくさんあり、エンターテイメント性が高くて、参加している全員の距離が近く、眼の前ではじめましての人たちが仲良くなってるのを何度か見て、とても良い場所だなぁと思いました。
運営に関してはマンパワー感が強いところもありましたが、それも有志カンファレンスならではな部分で。
着飾りすぎていないところも含めて「セキュリティエンジニアによるセキュリティエンジニアのためのセキュリティエンジニア向けカンファレンス」という感じでした。こういうの好き。
トーク内容については触れませんでしたが、ソーシャルで言えないような話やハッキングのデモなどドキドキする内容もあれば、slack社やGoogle社で実際にやっているセキュリティ対策の話といったちゃんとした内容まで幅広く、どれも拍手喝采でした。
2016年に「これ以上良いカンファレンスはできない」と言って一回終了したカンファレンスですが、今年復活して本当に良かった。こころよく行かせてくれた会社にも感謝です。
セキュリティエンジニアじゃない自分がこんなに楽しかったので、セキュリティエンジニアの人が行ったらもっと楽しいんだろうなぁ…いいなぁ。
うーん、また行きたい!来年も開催されますように…!
Fin.